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高杉晋作は通称であって名前ではないそうです。昔の人は本当の名前を呼んだりはしない。晋作の名前は春風と言います。なにそれめっちゃんこ可愛い!
どうも本人は晋作ともあまり呼ばれていなかったようです。字の暢夫と呼ぶのが礼義? ですか?

ことのほか梅が好きだった模様です。

高杉晋作の生き方も伝説になるくらいですのでそれはものすごいのですが、わたしは彼の漢詩と和歌も好きです。
漢詩はとくに、韻をふんでいないので評価はそんなに高くないらしいけど書いてあることは個人的にはすばらしいと思うので、メモ代わりに書き留めます。
ていうか韻という決まりごとのことなんかきっと本人分かっててあえてこうしたんだっていう考え方もあると思いますよ。
それでだいぶ改作されちゃったようですが。
あたしだって文法間違ってるの承知の上で無茶苦茶な日本語使うもん。その方が表現できるときもあると信じて!

遊小門夕棹舎

軽暖軽寒春色晴 軽暖軽寒春色晴る
閑吟独向小門行 閑吟して独り小門に向かって行く
梅花凋落桜猶早 梅花は凋落し桜はなお早し
窓外唯聴夕棹声 窓の外ただ夕棹の声を聴くのみ

数日来鶯鳴檐前不去賦之与

一朝檐角破残夢 いっちょうたんかく残夢を破る
二朝窓前亦弄吟 にちょうそうぜんまた吟弄す
三朝四朝又朝々 三朝四朝又朝々
日々懇来慰病痛 日々懇来し病痛を慰む
君於方非有旧親 君はまさに於いて旧親有るに非ず
又非寸恩在我身 又寸恩我が身に在るに非ず
君何於我誤看識 君何ぞ我に於いて看識を誤る
吾素人間不容人 吾素より人間人に容れられず
故人責我以詭智 故人吾を責むるに詭智を以ってす
同族目我以放姿 同族我を目するに放姿を以ってす
同族故人尚不容 同族故人尚容れず
而君容吾遂何意 而して君我を容るる遂に何の意ぞ
君勿去老梅之枝 君去る勿れ老梅の枝
君可憩荒渓之湄 君憩うべし荒渓の湄
寒香淡月我所欲 寒香淡月は我が欲する所
為君執鞭了生涯 君が為に鞭を執って生涯を了らん

漢詩は亡くなった年のものです。なんという孤独。

弔むらわる 人に入るべき身なりしに 弔むらう人と なるぞはずかし

後れても 後れてもまた君たちに 誓いしことを 我忘れめや

これもあまりにも有名。辞世の句とされるものより好きです。合作だしね。
日本人は和歌の方が直感で分かると思いますが、もうね。
きゅんとするね。
今でもファンがいるのがよくわかりました。
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